ねむけにたえる

連続的でシンクロニシティな日常。

わたしの見ている世界がすべて

今までもこれからもずーっと東京の西側で暮らしていくんだろうなあと思う

結婚する前までは30まで独身だったらいろんな地方で転々と働く生活がしたいなあと思っていた そんための資格職だと

ただ想像よりも早く結婚して、小学生の時書いてたプロフ帳の何歳までに結婚したい!?の質問に書いてた25歳よりも早く結婚して、やっぱり慣れ親しんだ東京の西側で暮らしたいなあと思って今に至る 地元も今住んでるところも当たり前に畑があるし緑は豊かだし田舎である自覚はもちろんあったけど、いざスクリーンの中で後継ぎ問題とかそんな家が嫌で出て行った娘の話とか見せられると世間一般のイメージは私が思ってるより更に田舎なのかもしれない!となった

そういえば高校生の頃、田端に住んでいた友達が地元の駅まで来てくれて、こんなに栄えてると思わなくてびっくりしたと言われたのを思い出した 私は東京の上の方はヤンキーっぽいという偏見があったので23区からみた都下はそんな感じなのかと思った 武蔵小金井の南口が馬小屋だった時代じゃなくて良かった

働きはじめて1人で生きてくには十分なお金があった時、自分の生活は自分で完結できている気持ちになっていたけど継続してお金が入って来ないことってこんなに不安なのかと今になって感じる 金銭感覚が戻るのにすごく時間がかかる 子育て広場で出会う幼い子どもを育てている以外年齢も仕事も趣味も生活背景何もかもが違う人たちと接する機会が増えて自分の視野の狭さに気付かされた 仕事で毎日接していた生活背景はバラバラだけど患者と看護師いうフィルターを通した人と幼い子を育てているという共通点があるだけの人、話す内容は全然違う どこまで踏み込んでいいかわからないし、友達ではないしそもそもジッとしていられない子をみながら話す会話は半分上の空である

わたしの見ている世界がすべて

パワハラを理由に退職に追い込まれた主人公(遥風)が自ら事業を立ち上げて見返そうと、金策のため実家で商売を営む兄弟を追い出して実家を売ろうとする 捲し立て勝手に話を進め、どんどんどんどん自分の中の正しさに向かって突き進む

彼女はかつての私のようでもあり胸が痛かった おかしくないですか?こうすればいいんじゃないですか?そんなん無理っていえばいいじゃないですか、もっとシンプルでしょ 役職もなく委員会などもしておらずそこそこ仕事がスムーズにできて記録と処置が早いだけだったのにずんずん話を進めようとする私 なんて視野が狭いんだ

実際には口に出さないことも沢山あったから衝突が多いタイプではないけどずーっとこう思っていた どうやったら自分の意見の方向にもっていけるかばかり考えていた 

育休も2年目に入り、一般的な社会人が家にいられる時間て本当に少ないなと実感する 7:30には家を出て19:00すぎに帰宅しご飯食べてお風呂入って娘とともに20:30に寝る夫 仕事の日はその1時間半しか接する時間がないのだなと書いていて驚く そう思うと自分が完全に自分のために動いている時間てどのくらいあるんだろう 仕事が好きで自分のやりたいようにやっていく遥風と親から引き継いだ経営ギリギリの家業をまわしている兄弟 状況は違えど自立して家族の問題からイチヌケしたつもりでいたが退職を迫られた遥風と育休中で立ち止まることができた私はまたカブる

もう無理嫌だと思ったら関わらなくていい、逃げていいと思っていたけどこの1週間で3回実家に行って掃除をしたり母にご飯を食べさせたりしている 娘を抱っこしてもらうのを言い訳に一緒に母と3人でハグする 働いている時より暇なわけじゃないけど空白の時間が出来て魔が差したといえばそうね

自分を守るための個人主義や仕事でのの関係とはまた違う 大切だなと思う存在が出来たことでようやくこうなったんだなと思う 

私ずっと怒ってるなって思ってた時期があって、それを「正しく怒りの沸点が下がっている」のだと捉えていたけどやはりどうにも苦しかった ヘラヘラと自分を無視してしまった時期を経てずっと怒ってるなの時期を経て、これは嫌だなこれは好きだな、こういう考えもあるんだな、色んな人がいるな、うん、やはりこの人とは合わないなのフェーズにいけるようにしたい 自分がしんどくないラインを見つける作業

 

いつも通り自分のことばかり書いてごちゃごちゃしておりますが、「わたしの見ている世界がすべて」面白かったです 主演の森田想さんの出演している「アイスと雨音」観たいと思いつつ観れてなかったので近々

写真は見事に真ん中だけくり抜かれたズッキーニ はらぺこあおむしみたい

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