ねむけにたえる

連続的でシンクロニシティな日常。

練乳は辛い

夫は小さい頃練乳はすーごく辛いからまだ子供は食べられないんだよとご両親に教わり小学校にあがるくらいまで信じていたらしい。

嫌いな食べ物はあまりないが強いて言うなら果物が得意でない。酸味が苦手なのと食べるのが煩わしいのが苦手である。一度含んだ種を口から出すのも皮を剥くのも汁がべちょべちょなるのも苦手なのだ。

とりわけショートケーキの上にのったイチゴが苦手だった。だったというのは今は多分大丈夫になったから。いつか食べたショートケーキのイチゴが酸っぱくて酸っぱくて、数年前までショートケーキの上にのってるイチゴは全部酸っぱいと思い込んでいた。いつも人にあげてたし。逆に高級イチゴの甘すぎるのも苦手だった。これが自然の甘さだなんて信じられるか!こわい!みたいな。

近所のケーキ屋さんに出会ってから自分の中でフルーツの概念が変わったな。うちはお祝い事なんかなくてもすぐに疲れたね、甘いもの食べたいね、お腹すいたね、甘いもの食べたいね、お礼のお菓子買いに行かなきゃ!ついでに自分らも甘いもの食べたいねという具合にしょっちゅうケーキを買っているのですが、毎回裏切らない。美味しいケーキが待っているのです。フルーツタルトみたいなのもあんなに美味しいものと思わなかったなあ。

そんなこんなでショートケーキの上のイチゴは克服したんですが、それでもわざわざイチゴを買おうとは思わなかった私ですが、先日夜勤明け訪れた巨大スーパーにて凄まじい量の陳列されたイチゴに圧倒されてしまい気がつくと買っていました。はじめて自分でイチゴ買ったかもしれない!家に帰って冷蔵庫に入れる時にはなんで買ったんだろう、、となっていたのですが、本日猫部屋換気中にお庭で食べたところ、、おいし〜!!めちゃめちゃおいし〜!!

びっくりした、おひさまの下食べるイチゴよ!練乳ひたひたにつけて食べるイチゴよ!おいし〜!世の中にはこうやって思い込みで避けては本来の良さを知らないものがたくさんあるんだろうな。(主語でかい)

猫もイチゴ食べられるんだって。今度あげてみよう。ただのイチゴ美味しかったという日記でした。

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