ねむけにたえる

連続的でシンクロニシティな日常。

3号室のアイドル

自分で言うのもなんだが、高齢者受けが良いので入職してから日々患者さんに愛を囁かれながら仕事をしている。3号室に入った途端、四方八方から名前を呼ばれなかなか抜け出せない。現実世界ではアイドルにはなれないけど、仕事中の私は3号室のアイドルといっても言い過ぎじゃないと思う。

 

 

今日はあと55歳若かったらプロポーズしてた と言ってもらった。55歳という年齢が絶妙。

ははは、ありがとうございます と笑い車椅子を押しながら夜勤明けのフラフラした頭で55年という年月に思いを馳せた。55年後、私は76歳だ。その頃何してるんだろうな。

この人はどんな人生を送ってきたんだろう。

 

昨日の仮眠に入る前から明けたらお蕎麦屋さんに行く、と決めていたが近所の蕎麦屋はどこもお盆休みでやっておらず、思い切ってずっと気になっていた怪しい小料理屋に入ってみた。刺身定食と煮魚定食と焼き魚定食。煮魚定食は鯖味噌だというのでそれだ!と思い煮魚定食を注文。

小鉢が5個とお味噌汁ご飯鯖味噌の大ボリュームで800円。幸せ。お茶が家の冷蔵庫にあるような容器がどかっと置かれてセルフサービスなのもよかった。

怪しい店構えだから今まで入れなかったけど通う。定期的に来る。常連のおじさんとちょっと仲良くなって町のおすすめのお店も教えてもらった。学生時代から過ごしていた町だけれど、最近ようやくこの町に住んでるなと思い始めている。

平日休日関係なく昼間に外に出れる仕事でよかったな。

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